中古ロレックスのなにがそんなにいいのか

dreadnote

2016年01月30日 10:15



成功者の証!ロレックス!

持ってるとすごいね~とか言われることもしばしばです。
→いや、中古だし、、、

へ~、それでいくら?
→50万ぐらい、、、高くはないよ、、、
ほらやっぱ高いじゃん!

興味ない人に対してはこんなもんで終わります。
世の中もっと高価だったり、フォーマルでキレイな時計だってあるしね。
ロレックスって良くて中の中、しかもスポーツタイプでこの世代なわけで、せいぜい中の下ぐらいの評価だと思う。


で、なんで中古ロレックスなんですかということになる。
まずは、他のブランドに比べてデザインの変更や記念モデルとかわけのわからない仕様のものがほとんど存在しない。
細かいところは変わってるけど半世紀以上同じデザインの時計をぶっ通しで売っている男気。

そういう意味で言うと、
現行機と旧型機ではかなり隔たりがあると感じる。
これを見てほしい。

右、現行機の鏑矢ともいえるヨットマスター最初期型。
左が2000年前後のいわゆる5桁という個体の16570、エクスプローラーⅡ.



サイズは基本変わらないのだけど、各所のパーツが大ぶりになっていたり、
目立つようになっている。

オレは現行機があんまり好きじゃない、現行で評価できるのはブレスレットの中ゴマが無垢になってるってことぐらい。
それにロレックスってどことなくチープな印象があって、そこがなんか手に取りやすいというか、馴染みやすいというか。
今のはそれがないと、
なので旧型ばっかり集めてるんだ。

そして旧型はもう基本中古でしか存在していない。
16610サブマリーナーカスタム



だからオレの中でダサい言い方をすると中古ロレックスが鉄板なんですよ。
さらに解説しておくと、
4桁、5桁、6桁とリファレンスが進むにつれて新しくなる。
価格はなんと(場合によって)4桁>6桁>5桁となる。
4桁はもちろん中古なわけだけど、セミアンティーク~アンティークという扱いになって、良好なタマの流通も少なく、
そういう需要と供給の関係で価格が跳ね上がることも。

デザインで言うと
4桁以前と5桁 ここで隔絶して6桁がある。
さらに中身、ムーブメントの問題。
4桁と5桁でまた違う。
5桁と6桁は基本は同じで時計の中心部といえるところがブレゲヒゲ、ダブルブリッジと精度やタフさにこだわった高級仕様のモノ。
これでやってるブランドはほぼハイブランドに限られる。
中を開けると無骨ながらもそれなりの美観もある。
じゃあ5桁が一番いいじゃん?ってことでこの時代の時計が候補に、ってことになるのです。


あとは用途。



基本100m防水以上なので海にも持ってけます。
傷が入れば磨いてもいいし最悪外装の交換、タフな使い方に耐えるし、そういう歴史が現在の高評価につながってるというわけ。
だから高級時計という位置づけではなく、実用時計で最高の部類、ということが言える。

服装もキレイ目や細身に合わせるのでなく(ていうかボリュームがあるので合わない)ラフな格好に合わせるのが本来の使途。


そういうわけで悪く言えば中古ロレックス、
マニアックな表現で言えば5桁リファレンスのスポロレ、好きです。

でもデイトナはデザインあまり変わらず、センターがポリッシュになってるから6桁が好きかなw

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